2012年4月30日月曜日

[書籍]プログラマーのジレンマ


2009年の記事移植


Linux以外のネタですが、
プログラマーのジレンマ - 夢と現実の狭間 をいまさらながら読んでいる。


内容はデスマーチプロジェクトを足取りを追ったノンフィクション。
もうひとつの「人月の神話」って売り込み文句なんで、買ってみたけど中々面白い。
IT業界の洋書の翻訳にしては日本語の構文は割りとまともで読みやすいが、
1点。。。名詞をそのまま訳してるところが多々ある。。。
「MySQL」は「MySQL」が名詞(商品名)なのに、「マイSQL」って訳してる。。。。
ほかにも、そんなおかしな点がちらほら。。


物語はオープンソースでPIM(統合管理ツール)を作成するプロジェクトを3年にわたってレポートしている。人月の神話と大きく違うところは、彼らには決まった顧客がない。なので、本当の締め切りがない。実際に本書がリリースされるまでに、このソフトはリリースできていない。


開発するチームは天才プログラマといわれているようなドリームチームだが、作成する製品へのこだわりと理想などが入り組み合いプロジェクトはどんどん遅れていく。。。といった感じ。


まぁ第1章から「絶望」ってタイトルだしw
個人的には、第5章の「犬とギークの扱い方」が面白かった。


原題な、長いっすね。。
Dreaming in Code: Two Dozen Programmers, Three Years, 4,732 Bugs, and One Quest for Transcendent Software


直訳すると
「夢のコード: 2ダースのプログラマー、三年の月日、4732のバグと1つの飛びぬけて優れたソフトウェアの探索」


これから何かプロジェクトで作る前に読む本としては、なかなか、お勧めの本だと思います。

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